キャンプ場でよく見かける”タープ”ですが、現在のキャンプシーンではかなり重宝されており、キャンプを快適に過ごすためにもひとつは持っておきたいところです。ですがタープにもいくつか種類があり、どれを選んでよいか迷ってしまうと思います。そこで今回は、どんな種類のタープがあるかや、種類ごとの特徴を簡単にご紹介したいと思います。
そもそも タープ ってなに?
タープは基本的には屋根として使います。屋外に開放的な空間を作り出し、日差しの強い日には日よけ、雨が降った際には雨よけと様々な役割を果たすことが出来ます。リビングやダイニングなどのスペースを作るために使用することがおもな使い方ですが、ポールやロープを駆使してテントのように使うことも出来たりと用途も様々なアイテムです。
主なタープは大きく分けて2種類
タープの形状は大きく2つの種類に分けられます。ひとつは布一枚をポールやロープを使用して張るオープンタープと呼ばれるタイプで、タープと聞けばこちらを想像する人が多いと思います。形もいくつか種類があり”レクタ”、”ヘキサ”、”ウイング”と呼ばれる形のものが主流です。もうひとつはテントのようにフレームを組み立てて建てるシェルタータイプです。このタイプは最近流行りのカンガルースタイルで使用されていることが多く、スクリーンタープなどがあります。ではそれぞれの特徴を順番に説明していきます。
オープンタープは用途に合わせて選ぼう!
オープンタープの良さと言えば、屋根のみでシンプルな見た目と壁に囲まれていないので開放感がスゴい点です。ですが先ほど説明したようにいくつかの種類があり、それぞれ良い点、悪い点があります。主流なものを3種類ピックアップしたので解説していきます。
レクタタープなら広い空間を確保できる
レクタタイプのタープは四角形の形をしているので布の面積が広く、また中心のポール以外にも四隅にポール使用して設営することで、屋根が高くて広いスペースを作ることが可能です。そのため家族やグループなど大人数でのキャンプに適しています。また、タープの張り方のバリュエーションも多く、用途に合わせてアレンジできるのもポイントです。
デメリットとしては後ほど紹介する”ヘキサ”や”ウイング”タイプよりもポールの数が多くなるため荷物がかさばることや、布の有効面積が大きいため風を受けやすく、強風時の使用には向かないことが挙げられます。
見た目で選ぶならヘキサタープが一番
ヘキサタープの良いところは、設営時の見た目がほかの2種類よりもカッコイイ所だと思います(私の主観ですが)。また設営の際も複雑なロープワークは必要なく簡単な点も良いです。先ほどのレクタタープと比べると布の面積が少ないのでリビングスペースがコンパクトになる点はデメリットと言えます。
ウイングタープなら風にも強い
ウイングタープは軽量で小型のタイプが多く一人でも設営も簡単で、布の面積も少ないため風に強い点が特徴です。その反面、面積の少なさゆえに居住スペースが狭めになってしまう点がデメリットになります。
プライベート感が欲しいならシェルタータイプ
シェルタータイプは先ほどのオープンタープと違い、側面についているパネルで周囲と空間を区切ることができ、よりプライベートな空間をつくることができるのが特徴です。タープ内にストーブを持ち込めば冬場でも暖かく過ごすことも可能です。
スクリーンタープなら周囲の視線も気にならない
スクリーンタープはテントのように組み立てるため安定感が抜群です。全面がパネルで囲われているため、周囲からの視線をカットできプライバシーを確保できることや雨風にも安心な点もメリットです。それにキャンプ時の悩みの一つである虫の対策が同時にできるのも良く、初心者から上級者まで幅広く人気があります。
ですが頑丈な構造なので構成される部品も多く価格は比較的高めなのはデメリットと言えます。
夏なら風の抜けるメッシュ運用もあり
スクリーンタープは側面にメッシュ生地もついているため生地をロールアップし、全面をメッシュにすることで通気性もかなり良くなり夏でも涼しいです。
タープでキャンプをより快適に
今回はタープについていろいろ紹介してきましたが、また使用する用途に合わせてモデルを選ぶこともポイントになってきます。今回の記事を参考に自分に合うタープを探してみてください。それではまた。
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